

『ロックでもあり、歌謡曲のようでもあり、ブルースのようでもある龍之介の音楽は、ジャンル分けを拒否して、彼の言葉を僕らの胸の奥に届けるためだけに存在する』
この「漂龍記」は、過去の楽曲を羅列するだけのベスト盤とは一線を画した作品である。龍之介は、録音当時の素材を大切にしながらも、時代や言語や距離を超えた音楽表現の極限を目指して、音源と向き合い、戦いを挑んだ。ここに完成した音楽は、2015年のサウンドであることすら拒んでいるように、あらゆるパラメータを排除して、まっすぐに僕らの胸の奥に飛び込んでくる。
15年間の集大成であり、これからの名刺代わりでもある、全曲リマスターによるベスト盤。
ファン投票により選ばれた、珠玉の13曲。
山本慎也氏によるライナーノーツ、兼古昭彦によるデザイン、岩根愛氏によって下北沢の街にて撮影された写真群も必見!
オールカラー16Pブックレット、歌詞カード付き。